日本代表GK川島永嗣(27)が1日、帰国翌日からエンジン全開の姿を見せた。W杯後にリールスに移籍し、今回が「海外組」として初招集。「太陽の光を浴びれば大丈夫」と時差ボケや疲労を感じさせず、古巣川崎Fの麻生グラウンドで約1時間練習した。「日本に帰ってきて練習できる場所があるのはうれしい」と、相手をしてくれたイッカGKコーチらにも感謝の意を表した。

 日本代表のGKコーチがイタリア人に決まったことも歓迎。01年にプロ生活を始めてから、所属クラブだけでも7人に指導された経験がある。代表などを加えると10人を超える。特に、セリエAのパルマ留学時に知り合ったフルゴーニGKコーチとの出会いが海外志向を強めただけに、イタリア人コーチへの思いは人一倍強い。2日の合宿合流へ向け「それぞれ違いがあるし、いろいろな角度から自分を見つめ刺激になる。良いものを吸収したい」と新コーチとの出会いを楽しみにしていた。