日本サッカー協会は4日、親善試合U-22(22歳以下)日本代表-U-22サウジアラビア代表(9日、サウジアラビア・ダンマン)をサウジアラビア協会の要請で中止すると発表した。サウジアラビア協会からこの日の午前9時ごろに中止を告げるメールが届き、夕方に電話連絡が取れたが、日本協会の田嶋幸三副会長は「サウジアラビア協会から、3日の協会の会議ですべての代表の国際試合を禁止すると決まった。どうしようもないと説明された」と状況を明かした。

 U-22日本代表はこの日午前にバーレーンに向けて出発。9日にU-22サウジアラビア代表、12日にU-22バーレーン代表と対戦して帰国する予定だったが、サウジアラビア戦が消滅。日本協会の原博実強化担当技術委員長は「現地にいる人間と連絡を取って、2試合は組めるように調整したい」と話していた。