なでしこジャパンは合宿2日目の18日午後、都内の西が丘サッカー場で公開練習を行った。1日目の約3倍にあたる2470人の観衆が訪れ、スタンドを埋めた。ボール回しの後、フルコートを使った11対11の紅白戦を実施。佐々木監督は攻撃の際の動きを細かく指示した。主力組はMF沢穂希(32=INAC)ら女子ワールドカップ(W杯)優勝時のレギュラーを中心とした顔触れが並んだ。不在の海外組4人に代わり、2トップはMF川澄奈穂美(25=INAC)とFW丸山桂里奈(28=千葉)が組み、左サイドバックにDF矢野喬子(27=浦和)、センターバックにはDF田中明日菜(23=INAC)が入った。

 矢野は「W杯の優勝は過ぎたこと。みんな切り替えられている。DFは特殊なポジションなので、周りとのコミュニケーションを怠らないようにする。どこのポジションに入ってもいいように準備している」と話した。

 なでしこリーグ選抜も約1時間半、練習した。