女子各年代の日本代表候補による合同合宿が13日、和歌山・上富田町のグラウンドで5日間の合宿を打ち上げた。MF沢穂希(33)が右ふくらはぎ肉離れで参加を辞退するなどベストメンバーがそろわず、最後まで流れるようなパスワークを見せることはできなかったが、佐々木則夫監督(53)は「実りある合宿になった」と手応えを感じた。

 メンバーにはそれぞれ、少しずつ本来のポジションとは違う位置で練習試合を行い、違う可能性を見出したことも「成果」のひとつだったようだ。

 そんな中で、この日はU-20(20歳以下)日本代表のFW京川舞(18=INAC神戸)MF猶本光(17=浦和)をトップチームの練習試合に組み込みテスト。ボランチで出場した猶本は「ボールを触ることはできたけど、攻撃の起点とかにはなれなかった。でも、今の自分の精いっぱいはできた」と笑顔。「もっと怖さのあるプレーヤーになりたい」と決意を新たにしていた。

 なでしこジャパンは29日からポルトガルで行われるアルガルベ杯で今季初の国際大会に臨む。