<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本1-1ベネズエラ>◇15日◇札幌ドーム

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)は、引き分けに悔しさをにじませた。シュート数は前半9本、後半13本の計22本も放ちながら、得点は1点のみ。同監督は、テクニカルエリアぎりぎりに立ち、選手に指示を送る場面もあった。「前半はスタート直後にゴールを奪うことができて、まあまあの出来だった。前半に、もう少しチャンスを決め切れていたらなと思う。後半もチャンスはあったが、試合のペースは落ちたと思う」と振り返った。

 新しい組み合わせも試した。後半開始から、センターバックにDF水本裕貴(26=広島)を投入。同29分以降は、MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)をワントップに入れた。「本田はセンターFWでも十分プレーできると思っているが、基本的にはトップ下で考えている。試したかったのは、DFライン。(先発の)伊野波も良かったが、水本もいい出来だった」と高評価だった。