日本サッカー協会(JFA)の大仁邦弥(70)会長が、ようやく口を開いた。

 八百長疑惑でスペイン司法当局に告発された日本代表ハビエル・アギーレ監督(56)について18日、フットサル日本代表の親善試合クロアチア戦が行われた駒沢体育館を視察に訪れ、試合後に告発されてから初めて対応した。「現状では(アギーレ)監督がやるべきだと思っている。本人も『やりたい』と言っている」と、来年1月に開幕するアジア杯(オーストラリア)で、指揮を執らせることを明言した。

 今後、告発文が受理される方向で「受理された場合、どういう形で捜査が行われるのか、情報を集めている」と、現段階では情報収集に努めていることを強調した。ただ、15日に告発されてから4日後にようやく報道陣の前に姿を見せたことを指摘されると「対応は遅れていない!」と語気を強め「いろんな情報を集めバラバラにならないように、共通認識を持ってやれるようにした」と、少し感情的になって話した。