日本代表の岡田監督が、中東遠征では異例の2部練習を計画していることを明かした。10日、東京・文京区のサッカー協会でのスタッフ会議後にドバイ合宿に触れ「2部練習も考えている」と発言。日本代表はバーレーン戦へ備え、17日にドバイに飛び18日早朝にドバイに到着する。そのまま午前、午後の強行練習に突入する予定だ。

 最近の日本代表では05年にジーコジャパンで中東アブダビ合宿を行っているが、2部練習は行っていない。早朝から灼熱(しゃくねつ)の太陽が照りつけ、逆に選手の体調を崩すおそれがあるからだ。今回、岡田監督はチームスタッフをドバイ、バーレーンに派遣し、気候をチェックさせてきた。「今の時期は暑くない。さっぱりしている」と具体的に説明。18日から26日の試合当日まで中8日あることから、合宿序盤での午前練習でフィジカル系の練習を取り入れる。

 また、注目のセルティックMF中村については「(日程的に)厳しいとは思っているが、とても大事な選手なので、(W杯アジア予選の)どこかでは呼ぶことになる。移動距離は大変みたいだね、乗り換えを考えると」と発言し、招集に慎重な姿勢をあらためて示した。同監督は12日に大阪で行われるACLのガンバ大阪VSチョンブリFC(タイ)、15日には埼玉での浦和VS名古屋、さらに同日の千葉VS清水を視察予定。強行日程でギリギリまで選手のコンディション把握に努め、20人から22人を招集する方針だ。