東京FW赤嶺真吾(24)が日本代表候補に初選出された。大分FW高松大樹(26)が20日、リーグ磐田戦で右足首をねんざし、21日からのA代表合宿参加を辞退。日本協会は高松に代わって赤嶺の招集を発表した。

 各年代の代表経験がまったくない赤嶺は今季、公式戦8試合に出場し4得点と、好調を維持。動き出しの速さと高い決定力が、岡田監督のアンテナに引っ掛かった。今季4得点は、今回の合宿メンバーの中でトップの数字。まだ8試合中、先発出場は4試合と、チームではレギュラーの座をつかんでいるわけではない。だが、実戦で結果を残し続けたことでチャンスが回ってきた。

 赤嶺は、岡田監督が視察した16日のナビスコ杯磐田戦で、途中出場ながら先制点を決めた。大熊コーチが訪れた19日の川崎F戦でも得点。「うれしい気持ちと同時に正直、びっくりしてます。合宿では自分らしく楽しみながら思い切りプレーしたい」とコメントした。