岡ちゃん「背水」惨敗ならいつでも解任
岡ちゃんがいきなり「背水の陣」宣言だ。52歳の誕生日を迎えた25日、日本代表の岡田武史監督が、W杯アジア最終予選の初戦バーレーン戦(9月6日、マナマ)のメンバー20人を発表。MF中村俊、MF遠藤が無事に復帰し、以前から起用を望んでいたMF稲本を招集した。約2週間後に迫った大一番を「背水の気持ちで」と表現し、全戦力をかける必勝態勢でいくことを強調した。
岡田監督の言葉には気持ちがこもっていた。「バーレーン、それもアウェーは、言い方によっては一番難しい試合になる。Jリーグや五輪の過密日程の中で戦う。一番のポイント。この試合には全戦力をかけないといけない。ここで結果を出さないと…。背水の気持ちでいきたいと思っています」。会見場は静まり返った。誕生日のお祝いムードはなかった。
偶然にも岡田監督の会見の直前には、犬飼会長が違う会場で最終予選の「全勝突破指令」を発していた。星野ジャパンや反町ジャパンは負けても次の試合を任されてきたが、岡田監督の場合はいつでも「惨敗=解任」の緊張感と隣り合わせなのだ。
発表されたメンバーには「サプライズ起用」こそないが、左股(こ)関節手術の中村俊、ウイルス感染症の遠藤が間に合ったことが大きい。さらに待望していた稲本が現地に合流できる。「今回は(現地で)4、5日チームといられる期間が持てる。彼の持つ経験や個の強さに期待している。(ベンチ入り)18人に入るかは別として、一度招集したいと思いました」。今週27、28日のJリーグ終了後に、3人前後の追加招集を行い、岡田ジャパン最強布陣を完成させるつもりだ。
バーレーンの情報収集には自信を見せた。「3月に比べてかなり暑い。グラウンドは良くなっている。同じメンバーでキャンプをしており、チームの成熟度は増している」。すらすらと説明し、分析、対策が順調なことをうかがわせた。「非常に大きな意味を持つ試合」と強調したバーレーン戦へ、岡田監督の口調は早くも熱を帯びていた。
[2008年8月26日7時56分 紙面から]
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