フットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督(41)が2日、横浜FCのFWカズ(三浦知良=45)の代表招集を目指し、直接口説き落とすことを明言した。同代表はこの日、UAE・ドバイから帰国。9月の国内合宿からの招集を望んでおり「カズに直接会って気持ちを伝えたい。小倉会長、大仁副会長にも『カズはどうしてもほしい選手』と伝えている」と話した。

 同代表は、11月2日にタイで開幕するW杯アジア予選を兼ねたアジア選手権で4大会ぶりに優勝した。決勝ではタイと対戦し、6-1の圧勝でアジア王者に返り咲いた。同監督は「戦術面では、ある程度完成してきた。今後、世界と戦うためにはメンタル面の強化が必要で、W杯は心理的な戦いになる。トータルで考えた時に、今の代表にはカズの力が必要だ」と力説した。

 日本は過去、3度W杯に出場しているが、いずれも1次リーグで敗退した。まだ、欧州や南米に比べて力が劣るのは事実。今回の目標は1次リーグ突破と定めた。同監督は「カズは目標達成のため、大きなサポートをしてくれると信じている。選手としての貢献はもちろん、精神的支柱として期待したい」と、最後まで熱烈ラブコールを送った。【盧載鎭】