サッカーU-18日本代表候補トレーニングキャンプが26日、大阪のJ-GREEN堺で始まった。J2札幌からMF深井一希(18)GK阿波加俊太(18)ら4選手が参加。2年後のU-20W杯2015(ニュージーランド)へスタートを切った。

 J2リーグ戦で2戦連続スタメン出場中の深井は、使命感にあふれていた。赤黒がブルーに変わっても役割は同じ。中盤の底から正確なパスを前線に送り、攻撃の起点になり続けた。「本気で世界のトップを目指せるチーム。ここから五輪代表、A代表を目指したい」と、強い口調で言った。

 2年前のU-17W杯は予選リーグでフランス、アルゼンチン、ジャマイカと対戦。2勝1分けの1位で決勝トーナメントに進んだ。準々決勝でブラジルに惜敗も8強入り。「当時のメンバーもいますが、今回は僕が年上。中心で引っ張っていきます」と力強い。

 札幌でも欠かせない戦力。8日間の合宿日程を特別に今日27日で切り上げ、31日のG大阪戦(札幌ドーム)に臨むチームに合流する。24日の福岡戦でフル出場後、福岡から札幌に戻り、中1日で大阪へ逆戻り。「フル出場の疲れは大きくて、翌日は一日中休んでいました。でも疲れたなんて言ってられません」と深井。札幌と日本代表の未来を担う男のフル稼働は、今後も続く。【中島洋尚】