川崎Fの14年W杯ブラジル大会代表のFW大久保嘉人(32)が、ハビエル・アギーレ氏(56)の監督解任劇から一夜明け、後任監督について持論を展開した。4日、川崎市内で行われた練習後に「日本のサッカーを知っている人がいいと思う」と話した。6月からW杯アジア予選が始まり、練習時間が限られているため「日本のサッカーを知らない人が一からやるのもおかしくはないけど、日本人がいいと思う」と見解を示した。

 解任問題に揺れる日本サッカー界については「海外ではよくあること。日本もいい経験をしたんじゃないかな」と前向き。04~06年シーズン、マジョルカ(スペイン)に所属した際に指導を受けたクーペル監督は、12年に八百長に関与していたことを認めて問題になった。アギーレ氏とともに告発された中には、一緒にプレーした選手もいるという。「(問題を)引きずらないように切り替えて、成長していくしかない」と話した。