リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23(23歳以下)アジア選手権で準決勝に進んだ日本の対戦相手がイラクに決まった。

 日本は22日の準々決勝でイランに3-0で勝ち、五輪出場に王手。翌23日の準々決勝・第4試合でC組2位のイラクがD組1位のアラブ首長国連邦(UAE)を3-1(延長)で振り切って、26日の準決勝・第1試合(日本時間午後10時30分キックオフ、アブドゥラ・ビン・ハリファ・スタジアム)で決勝進出=五輪切符をかけて対戦することになった。

 イラクは0-0の後半30分に先制点を許したが、2分後に相手DFのクリアミスを見逃さず同点に。延長戦で2点を加えた。日本は過去イラクに2戦2敗。14年の前回大会(オマーン)と仁川アジア大会(韓国)で敗れた。リオ行きを争う相手が因縁の相手となり、視察した手倉森誠監督(48)は「縁があるな」と話して車に乗り込んだ。

 これでベスト4が出そろい、準決勝のもう1試合は開催国カタール(A組1位)と韓国(C組1位)が対戦。4チームのうち、決勝に進出した2チームと3位決定戦を勝った計3チームが、リオ五輪に出場する。