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鹿島8発!1次突破へ大前進/アジアCL

前半、3点目のゴールを決めた鹿島FW田代(右)はFW興梠と抱き合う
前半、3点目のゴールを決めた鹿島FW田代(右)はFW興梠と抱き合う

<アジアCL:鹿島8-1クルンタイバンク(タイ)>◇1次リーグ◇F組◇7日◇カシマ

 鹿島が8-1でクルンタイバンクに圧勝し、1次リーグ突破に大きく前進した。MF小笠原満男(29)が1得点4アシスト、MF野沢拓也(26)が2得点1アシストと中盤の軸が活躍。勝ち点で並ぶ2位北京国安との得失点差を大量14点とした。公式戦7戦ぶりの勝利をつかみ、約1カ月にわたった未勝利ロードに終止符。21日の1次リーグ最終ナムディン戦(ベトナム)にすんなり勝って、決勝トーナメント進出を決める。

 1点を決めたぐらいでは笑顔は見せなかった。前半19分にDF岩政が先制ヘッドを決めても、はしゃぐ者はいなかった。勝ち点で並ぶ2位北京国安とは得失点差勝負。公式戦6戦未勝利中だっただけに誰もが「まずは勝つこと」と口をそろえていたが、大量得点が必要な状況だった。2-0で迎えた同45分にはFW田代が得点試合での必勝神話を24戦に伸ばすヘッド弾。後半にはMF野沢がJクラブ初となるAFC公式大会でのチーム100得点目を記録した。終盤の得点で、ようやく喜びの表情が出た。

 勝つことの難しさを痛感した1カ月。だから小笠原は「実力差があった? 前半が0-0や1-0なら難しい試合になった。すぐにゴールを積み重ねたから相手のやる気も奪えた」と簡単な試合ではなかったことを強調した。DF内田の故障欠場から、ずっと先発で出ながらも勝てなかったDF伊野波も苦しみ抜いた。OBの本田泰人氏にプレーの感想を聞き、チームが2冠達成した天皇杯決勝戦のビデオも見た。生みの苦しみを味わい「勝ったことが薬になる」と一息ついた。

 1次リーグ突破へ王手をかけながら前節の北京国安戦に敗れ、混戦を招いた。だがこの日の圧勝で再び、決勝トーナメントの舞台を大きく手繰り寄せた。【広重竜太郎】

 [2008年5月8日8時43分 紙面から]


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