<アジアCL:G大阪3-0スリウィジャヤ(インドネシア)>◇21日◇1次リーグ◇F組◇インドネシア・パレンバン

 2連覇を狙うF組のG大阪が、2試合を残して各組2位までが進む決勝トーナメント進出を決めた。G大阪は敵地で高温多湿の環境をものともせず、スリウィジャヤ(インドネシア)に3-0と快勝した。

 2年連続で1次リーグ突破を決めた瞬間、選手は喜びを爆発させることもなく、グッタリと両ひざに手をついた。試合開始の午後7時になっても気温30度、湿度66%。東南アジア特有の高温多湿は、それほどまでに体力を消耗させた。

 「体力勝負」を予測した西野監督はFWチョ・ジェジン、MFルーカス、明神ら主力を控えに回した。今季の公式戦全10試合にフル出場していたMF遠藤さえ後半18分に明神と代えた。西野監督は「このコンディションの中で、選手たちが90分を戦い抜いた。5月の試合がタイトになる中で、4試合目で16強を決めたことは満足だ」と話した。

 アジアの戦いを知り尽くし、ACLは06年5月3日全北現代戦から18戦負けなし(14勝4分け)で敵地での連勝は9に伸びた。アジア2連覇、そしてクラブW杯での世界再挑戦という目標へ、G大阪の挑戦は続く。