<アジアCL:浦項2-1アルイテハド>◇7日◇決勝◇東京・国立競技場

 浦項(韓国)がアルイテハド(サウジアラビア)を2-1で破り、初優勝を果たした。アジアクラブ選手権時代の97、98年以来3度目のアジア制覇を目指す浦項は、後半12分にFW盧炳俊(30)が直接FKを決めて先制。同21分には韓国代表DF金亨鎰(25)がFKを頭で合わせて加点し、アルイテハドの反撃を1点に抑えた。浦項は賞金150万ドル(約1億3500万円)を獲得し、アジア王者として12月9日にUAEで開幕するクラブW杯に出場する。

 FKからの2得点で快勝し、浦項ファリアス監督は「相手は研究不足。セットプレーへの守備ができていなかった」と分析した。アジアの頂点に立ったものの「実力的にハイレベルだったのは(決勝の)アルイテハドと(1次リーグの)川崎Fだけ。あとはレベル的に低かった」と余裕の発言。クラブW杯に向け「いい準備をしたいが、まずはKリーグで優勝することが目標」と話した。