Jリーグの村井満チェアマンは23日、理事会後の記者会見で各クラブの入場者の実績によってリーグからの配分金の割合を見直す案について「検討を打ち切った。廃案にする」と明らかにした。総入場者数や入場者の伸び率、収容率、アウェーでの動員などを一律にルール化して単純な係数にすることが困難と判断した。

 放送権料への貢献やリーグスポンサーへの営業協力、今季の成績に応じた傾斜配分は実施する。リーグは昨年末、横並びだった配分方式を成果によって傾斜を強める方針を固めていた。