ホームの柏は、2-1で大きな勝利を飾った。

 立ち上がりは山東がチャンスを作った。前半3分、柏DF鈴木からボールを奪うとそのままFWモンティージョがGKと1対1になって右足シュートを放つが、柏GK菅野が右手1本で好セーブを見せた。直後の左CKからはモンティージョがゴールを狙うが、阻まれた。柏は同16分、DFキム・チャンスのクロスをFWレアンドロが頭で折り返し、フリーでゴール前に入ったFW工藤が右足シュートを放つが、相手GKが弾いた。同23分、MF大谷が右サイドへ展開。FW工藤がボールをキープし、シュートを放つも相手DFに当たり、こぼれ球をFW武富が押し込んで先制した。前半は柏が1点をリードして折り返した。

 しかし後半6分、DF鈴木のクリアが短くなり、山東FWモンティージョに決められて同点に追いつかれた。柏は同25分、MF太田を投入。左CKではこぼれ球から直接ゴールを狙うが、相手GKがキャッチした。同33分にはFWクリスティアーノを投入した。同ロスタイム、クリスティアーノのクロスをDF輪湖が頭で合わせ、土壇場で勝ち越した。

 柏は1次リーグ通算2勝1分とし、決勝トーナメント進出へ大きな勝利を手にした。