J2磐田は25日、今日26日のアウェー千葉戦に向けて調整した。相手は強力な外国人FWを擁し、左サイドの突破がストロングポイントだけに、首位攻防の大事な一戦は、相手の左サイド封じがカギになる。DF桜内渚(25)は「相手はクロスの精度も上がるタイミングもいい」と警戒し「相手に仕事をさせないためにも、相手の特長を消しながら自分の特長を出せれば」と意欲を見せた。

 桜内の持ち味は守備だが、攻撃面でも成長中だ。DF駒野友一(33)の蹴り方を間近で見て参考にしている。居残り練習でもクロスの練習に励んできた。前節の東京V戦では桜内のクロスから先制点が生まれた。「いいお手本の駒野さんが身近にいるのが大きい」と話し「もっと蹴りこんで自分のものにしていかないと。練習あるのみ」と話す。

 今季はプロ入り後初めて開幕戦から先発出場を続けている。「チャンスがもらえれば自分は体を張る」と頼もしい。「激しい戦いになる。(ボールアプローチの)あと1歩、あと1メートルを意識して走り負けないようにしたい」と話した。【岩田千代巳】