右脚を痛めたJ2横浜FCのFWカズ(三浦知良=48)がしばらく離脱することになった。27日、横浜市内でのチーム練習に参加せずクラブ施設内で治療しマッサージを受けた。今季すでに2得点の48歳は、先発起用された26日徳島戦(ニッパツ)の前半43分に右脚に痛みを訴え、自ら申し出て交代していた。

 治療後、普通に歩いて出てきたカズは「昨日より痛みの部分がはっきりしてきた。右の大腿(だいたい)部、お尻に近い方です」と説明。試合後にははっきりしなかった痛みのポイントも把握。今日28日にも精密検査を受ける。

 検査結果次第だが、昨季は2月の左脚付け根の負傷が長引き、復帰は8月と長期離脱になった。二の舞いを避けるため、焦らずじっくり治す方針。「急がないようにしたい。急がない方が(結果的に)早く復帰できると思う」と話した。

 29日の東京V戦(味スタ)は欠場が濃厚。黄金週間は過密日程で、数週間は離脱の運びとなりそう。ただ、どんな時も前向きなキングは「いい休養と前向きにとらえて休ませてもらいます。(自らも)ゴールデンウイークです」としばしの休養を宣言した。【八反誠】