横浜が3得点を上げ、J1昇格組松本に完勝した。

 前半8分にFWアデミウソン(21)が相手のクリアボールに反応し、右足でダイレクトシュートを放ち、先制点。早い時間帯でのゴールにチームも勢いづいた。同31分にはMF中町公祐(29)が中央から右足グラウンダーで追加点を奪い、2-0。後半、松本が猛攻を仕掛けるが決定力を欠いた。45分にはアデミウソンからパスを受けたMF藤本淳吾(31)が自身通算50得点目を上げ、試合を締めくくった。

 「パーフェクトな試合だった」とエリク・モンバエルツ監督(60)も勝利を喜んだ。

 敗戦した松本DF田中隼磨(32)は待ち望んだ横浜との試合の結果に「自分の力の無さを感じた」と肩を落とした。

 また、この日スタジアムには多くのサポーターが駆けつけた。数多くの横断幕、旗の中、故・松田直樹さん(享年34)の名前も掲げられ、試合終了後には両チームから直樹コールが巻き起こった。