J2磐田はホームで群馬に敗れた。今季4敗目を喫し、首位から陥落した。

 1点を追う後半43分、MF松井大輔(34)のパスをFWジェイ(33)が倒れ込みながら右足で決めて同点とした。サポーターの後押しも受け追加点を奪おうと攻勢をかけたが、同ロスタイムに再び失点した。

 名波浩監督(42)は「サボらない。諦めない。切らさない」の3カ条を掲げていたが、最後は相手の気迫が上回った。ボールを保持する時間は長かったが、セカンドボールへの対応やシュートの精度など細部にミスが目立った。前後半合わせて、相手の倍以上となる25本のシュートを打ちながら、1得点のみ。監督は「群馬の方が出足がよく、戦う気持ちを持っていた」と分析。DF桜内渚(25)は「相手を崩すための工夫が必要。技術うんぬんより、気持ちの部分の問題」と反省していた。【保坂恭子】