山形が横浜に競り負け、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を逃した。前半15分、相手FWラフィーニャに先制点を許すと、同ロスタイムにも失点。後半開始からFWディエゴを投入して反撃を試みたが、得点を奪えず、4位に終わり予選敗退した。

 完封負けでクラブ初の決勝トーナメントを逃した。前半15分に先制を許すと、同ロスタイムにはDF宮阪のキックミスからボールを失い2点目を奪われた。宮阪は「あそこでつなごうとした。判断ミス。申し訳ない」とうなだれる。後半開始からFWディエゴを投入し相手よりも4本多い14本のシュートを浴びせるも、無得点に終わった。石崎信弘監督(57)は「前半の入り方が問題だった。2点目はイージーなミスから失点してしまった。早めに1点入ってたら、逆転できる可能性はあった」と悔しがった。

 痛い敗戦の中に収穫もあった。後半27分に投入したDF瀬川が左サイドから好クロスを上げ好機を演出。瀬川は「攻撃するしかなかった。得点のにおいがするプレーができた」と手応えをつかんだ。石崎監督は「彼の攻撃面での良さが出た。今日起きたことを3日間でどう反省するか」と、7日のリーグ鹿島戦に目を向けた。【高橋洋平】