J2C大阪の玉田稔社長(61)は6日、7月末で満了するFWフォルラン(36)との契約を延長しないと明かした。同社長は「今のままでは、契約延長は難しいと伝えた。会社としての体力の(無さが)問題」とし、6億円の高額年俸がネックとなった。大熊清強化部長も「(双方は)新しい出発に向けて話し合っている」と補足した。フォルランは今季初めて欠場したこの日のホーム愛媛戦(ヤンマー)をスタンドで観戦。玉田社長は「本人に動揺があるということで監督の判断で外れた」と説明した。

 フォルランはスペインリーグで2度、ウルグアイ代表でもW杯南アフリカ大会でも得点王。昨季加入し、今季はチーム最多10得点を挙げている。来週中に本人ともう1度、話し合いの場を設け、正式に退団を発表する。(金額は推定)