第1ステージ(S)最下位に終わった清水が韓国Kリーグ水原の北朝鮮代表FW鄭大世(31)を完全移籍で獲得することが6日、分かった。クラブ間の交渉はほぼ合意に達しており、移籍金を含めた金銭的な交渉は最終段階を迎えている。契約期間は来年12月までの1年6カ月を結ぶことで固まった。近日中にもクラブから正式発表される。

 獲得に乗り出していた柏と競合し、一時は難航したが、今月上旬にチームの強化担当者が現地の試合を視察するなど、熱心なアプローチを続けていた。選手登録の関係で第2S第1節神戸戦での出場は厳しいが、早ければ第3節の名古屋戦で出場が可能だ。鄭大世は川崎F在籍時に112試合で46得点をマーク。約4年半ぶりにJリーグ復帰となるストライカーの補強で清水が第2ステージでの巻き返しを図る。