新潟が前節鹿島戦のショックを振り払えなかった。

 前半9分に先制を許し、後半4分に追加点を献上。ロスタイムに2点決められ、劇的な逆転負けを喫してから、中3日で迎えた一戦で、引きずっているようだった。相手のゴール前まで入っていけず、先発したFW指宿洋史(24)と山崎亮平(26)の2トップでシュート1本。指宿は「相手の守備がゾーン(ディフェンス)だったから、間のスペースで最初から受けていたらよかった」と反省。

 3連敗で迎える中3日の鳥栖戦(19日)に向け、柳下正明監督(55)は会見で左胸を指さしながら「選手の体を動かすのは、ここ。ここが足らない選手は勝てない。それを出せる選手をグラウンドに出したい」と、精神面を強調した。