浦和は序盤から主導権を握り、前半19分には日本代表に復帰したMF柏木が前線に飛び出し、左足シュートで相手のオウンゴールを誘って先制した。

 名古屋は直後、ピッチ中央からドリブルを開始したFW永井が、浦和DF那須を振り切って左から折り返し。ゴール正面でフリーのFW川又が頭で押し込み同点に追いついた。

 同22分、浦和が痛恨のシーンを迎える。DF森脇がGKと1対1になりかけた永井を引きずり倒し、1発レッドで退場。数的不利になったが、それでも2バックのまま攻撃重視のプレーを続け、試合中盤まで主導権を握った。

 名古屋は後半18分、サイドバックのDF矢野がドリブルで上がり、そのまま右足ミドルシュートをゴール左ポストに当てて決めた。浦和は最終ラインの那須を下げ、トップ下のMF梅崎を投入し、反撃を試みた。同45分にはFW興梠が、ゴール正面で左クロスにフリーで合わせたが、シュートはゴール右上に外れた。