3戦で勝ち点7と、リーグ戦中断前は好調だった新潟が、変わらぬ勢いで浦和を押し込んだ。序盤からラグビーのモールのように、人数をかけてゴールに迫る。前半12分にはFW山崎が、MF山本のシュートが左ポストに当たった跳ね返りを押し込み、先制点を挙げた。

 浦和は代表組のMF武藤、FW興梠がベンチからも外れた。MF柏木も代表辞退の原因となった左内転筋のケガが治りきらず、痛みを抱えて強行出場。それでも同27分、柏木が痛む左足でMF梅崎にスルーパス。折り返しをFWズラタンが頭で押し込み、同点とした。

 後半7分、浦和は左CKにDF槙野が頭で合わせシュート。GKに防がれたが、浮き球をさらにオーバーヘッドシュートで狙った。さらに同9分、MF高木が右クロスにヒールで合わせシュート。しかし左ポストに当たって外れた。さらに同31分、梅崎がDFをかわして25メートルのミドルシュート。これがネットを揺らし、ついに勝ち越した。