川崎FはFW大久保の開始15秒弾で先制も逆転負けし、2連敗となった。

 山形戦、神戸戦と2試合連続で無得点が続いていたが、開始直後にFW杉本がドリブルで切れ込み大久保へパス。大久保がファーストシュートをしっかり押し込み、待望の先制点を得た。

 だが、前半11分にGKへのバックパスをさらわれて失点。後半も攻める時間帯が続くも、決めきれず、逆にカウンターを浴び逆転負けした。

 風間監督は「決めきれない。そこだけ。その中でも(杉本)健勇、中野(嘉大)がトレーニングの中から良くなっている。そこは収穫」。大卒ルーキーのMF中野は後半12分に投入されプロデビュー。「自分の持ち味のドリブルでアクセントをつけようと入った」。ゴール前に顔を出し、シュートも2本放った。惜しくも枠をとらえられなかったが、堂々のプレー。大久保は「中野が入ってチームが活性化した」と話し、MF中村からも「すごくよかった」と合格点。痛い逆転負けの中で、ルーキーの台頭が収穫だった。