2位鹿島が甲府を下し、首位広島と勝ち点25で並んだ。得失点差で順位は変わらなかったが、後半16分に挙げた1点で勝ち切って肉薄。MF遠藤が右サイドから左足で上げたセンタリングに中央のFW金崎夢生(26)が頭を合わせ、ゴール左に流し込んだ。チーム最多タイの今季7点目。

 前節G大阪戦(1-2)で石井監督の就任後初めて負け、連勝が6で止まっただけに「内容が悪くても勝ち点3が欲しかった」と金崎は胸を張った。残り6試合。出場停止明けで勝利に貢献したMF柴崎岳(23)は「今後は引き分けでも厳しい。アウェーでも勝ち星を狙っていく」と優勝への道筋を立てた。