来季のJ3参入を計画しているG大阪セカンドチームの監督候補に、元日本代表DFの宮本恒靖氏(38)が挙がっていることが12日、分かった。

 G大阪は16年から2チーム体制にする方針を固めており、早ければ今月中にも理事会で正式決定する見通し。その目玉として、現在はジュニアユース(中学世代)コーチで、生え抜きの元看板選手に白羽の矢を立てた。関係者は「J3を戦うチームの監督の最有力は、宮本で間違いない」と明かした。

 Jリーグの監督を務めるには日本協会公認のS級ライセンスが必要で、宮本氏は年内にも取得する。指導者経験のない宮本氏が、監督としての実績を積むにはJ3は最適。G大阪のトップチームは、長谷川健太監督(50)の来季続投が確実。クラブ側は、将来的に長谷川監督の後継者として、J3から、J1のトップチームへとステップアップさせる考えまで持っている。