日本サッカー協会の会長選挙で立候補者となった原博実専務理事(57)と田嶋幸三副会長(58)が23日、東京・JFAハウス内で理事、評議員向けのプレゼンを行った。約100人に演説と質疑応答を20分ずつ行った後、Jリーグの理事に向けて約1時間ずつ、ともに非公開で実施した。

 原氏は自らの現役時代の映像も用いてアピールした。「日本のサッカーをもっと強くしたい。シンプルに日本代表を強くたくましくしたい」と訴え、「キーワードはスピード、チャレンジ、オープンマインド」と話した。田嶋氏は「育成日本復活。ここをしっかりしないと、将来の代表に影響がある」と訴えたという。加えて持論であるJリーグのシーズンの秋春制移行について「19年から秋春制に。18年から19年前半を3ステージ制でしたらどうか」と私案も披露した。

 2人は来年1月21日に正式な会長候補者として告示される運び。次期会長を決める臨時評議員会は同31日に行われる。