J2北九州は26日、鹿島を退団した元日本代表MF本山雅志(36)の加入を発表した。

 17年にJ1のスタジアム要件を満たす新本拠地が完成するクラブは来季、昇格に挑める見通しで、北九州市出身の本山に白羽の矢を立てていた。

 本山はドリブル突破などを武器に、東福岡高時代に主力選手として史上初の全国高校総体、全日本ユース選手権、全国高校選手権の3冠を達成した。99年世界ユース選手権では日本の準優勝に貢献してベストイレブンに輝き、翌年のシドニー五輪にも出場。J1通算365試合出場で38得点をマークし、日本代表として国際Aマッチ28試合に出場したが、今季は6試合出場に終わり、現役続行を希望して退団を表明していた。

 本山はクラブを通じて、「加入できたことを大変光栄に思うと同時に、この地元で第2のプロ人生を歩めるのは夢のようです。J2優勝、そしてJ1昇格を実現できるよう、自分の持っている力をすべて出し切りたいと思います」とコメントした。