柏は29日、FW工藤壮人(25)が来季、米MLSバンクーバー・ホワイトキャップスに完全移籍すると発表した。

 もともと海外志向があったユース出身の工藤に対し、クラブ側はここ5年間で56ゴールを決めた貢献ぶりを評価。今冬からは適正なオファーがあれば移籍を容認する姿勢だった。下部組織時代からの恩師・吉田監督が来季から新潟で指揮を執ることもあり、移籍を決断したとみられる。バンクーバーは13年に東京V、大宮などでプレーしたMF小林大悟(現ニューイングランド)が所属するなど、工藤にとって溶け込みやすい環境と言えそうだ。