神村学園(鹿児島)が得意のセットプレーからの2得点で修徳を破り、3年ぶりの決勝進出を果たした。

 立ち上がりは押し込まれたが、次第にペースを取り戻すと、前半21分にFW水津桃果(3年)の左CKを主将のMF橋谷優里(3年)が頭で合わせて先制。直後の同23分には再び水津のCKを橋谷が右足で合わせて追加点を奪取した。

 球際の強さと縦への速さという持ち味を発揮した神村学園はそのまま逃げ切って勝利。22年連続22回目の出場で3回目の優勝を狙う名門を引っ張る橋谷は10日の決勝藤枝順心戦に向けて「ボールは回されるかもしれないけど、自分たちの前線からのプレスということを変えずに、高い位置でボールを取って、高い位置で攻撃できるようにしたい」と意気込んだ。