高校女子サッカー選手権で9大会ぶり2度目の優勝した藤枝順心(静岡)が12日、藤枝市内の同校で行われた優勝報告会に出席した。

 10日にノエビアスタジアム神戸で行われた神村学園(鹿児島)との決勝(3-2)に応援に駆けつけた全校生徒約500人を前に、主将を務めたDF黒崎優香(3年)は「休日の朝早くから応援に来ていただき、ありがとうございました。みなさんの応援が力になって、優勝できました。優勝の瞬間を、全校生徒と経験できてよかったです」とあいさつした。

 決勝で2得点1アシストのFW肝付萌(3年)は、「友達に少しでもかっこいいところを見せられて、よかった」と笑顔で振り返った。大会後初の登校だったこの日、クラスメートからも「おめでとう」と声をかけられたという。今後、注目された中で大会に出場することになる後輩に向けて「優勝という言葉をプレッシャーに感じないで、自分たちらしいサッカーをしてがんばってほしい」とエールを送っていた。