J2C大阪は6日、大阪市中央公会堂で約1000人のサポーターを招き「サポーターコンベンション」を開催した。FW柿谷、MF丸岡ら新加入選手のお披露目などで、前半は笑いがあふれる盛況ぶり。後半は壇上に上がった玉田社長、宮本チーム統括部長、大熊監督とサポーターによる、遠慮なしの質疑応答も行われた。

 C大阪のJ1復帰を願うサポーターの熱気は開幕前から健在だった。会の最後に設けられた質疑応答では、サポーターの男性が「大熊監督に伺います。J2は42試合ありますが、全部勝つと勝ち点126。いくつを目指されますか」と質問。大熊監督が「勝ち点2×試合数が昇格ラインなので」と勝ち点84を目標に掲げると、すかさず「優勝するなら90点はいると思います」とツッコミが入った。大熊監督は「90点を取りたい」と目標を上方修正。男性は「よろしくお願いします」と語り、会場を拍手が包んだ。

 他にも昨季最終盤で監督交代が起こった経緯から、サポーター男性が「大熊監督が座られている中で失礼ですが、監督交代のリスクも既に想定されていますか」と玉田社長へ質問。壇上のメンバーも苦笑いの中、社長は「大熊監督はいるけれど、成績うんぬんじゃなく、病気することもある。リストアップは必要です」と丁寧に説明した。約2時間半のイベントは、サポーターとクラブ側が直接コミュニケーションを取る貴重な機会となった。