湘南から浦和へ移籍したU-23(23歳以下)日本代表DF遠藤航(22)が7日、さいたま市・埼玉スタジアムで記者会見を行った。

 遠藤は「ユニホームを着て、やっと浦和の一員になれたと実感しているところです。このチームにタイトルをもたらせるような活躍を出来るように頑張りたい」と意気込んだ。複数オファーが届いた中で浦和へ入団を決めた理由について「自分が成長できることと、自分のプレースタイルがチームのやっているサッカーにフィットしているかなと感じた」と話す。その上で「ずっと湘南では3バックの右をやっていたので、そこで勝負したい。ただ真ん中(ボランチ)も勝負したいというかやりたい」と意欲を見せた。

 24日にはACL1次リーグ初戦のシドニーFC戦がある。「ACLはアジアの戦いになるし、レベルやクオリティーは全然違うが、そういう戦い方は覚悟できている」と、リオデジャネイロ五輪最終予選の経験を生かすつもりだ。

 また、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選では、韓国やイラクなど6カ国を制して優勝。それでも主将は、「今回は23人でしたけど、次は18人になるし、オーバーエイジ(OA)枠入れたらもっと少なくなる。今回けがで来られなかった選手もいますし、悔しい思いでメンバーに入れなかった選手もいる。そういう選手とまた新たな競争が始まる。浮かれてはいられないので、優勝した選手も試合に出て活躍しないといけない」と気を引き締めた。