磐田の大卒ルーキーMF荒木大吾が17日、ほろ苦い22歳の誕生日を迎えた。磐田市内のグラウンドで行われたJ3藤枝MYFCとの練習試合(30分×2)にフル出場し、無得点。試合も0-0に終わった。

 前半は左サイドでプレーし、後半はほとんど未経験のトップ下へ。それでも同27分、DF2人をかわしてシュートを放ったが、GKにキャッチされた。試合後、報道陣からケーキを渡されると「試合中は(誕生日を)忘れていた。決めたらバースデーゴールだったんだ」と悔しがった。名波浩監督(43)も「全然ダメ。ボールに触る回数が少なかった」と厳しかった。

 またこの日、体調不良で8日から自宅療養を続けていた高卒ルーキーのFW小川航基(18)が、クラブハウスに姿を現した。名波監督から「練習生!」といじられて苦笑い。27日の開幕試合名古屋戦のメンバー入りは厳しい状況だが、「もう大丈夫です」と話していた。【保坂恭子】