昨季のJ1王者広島が、天皇杯を制したG大阪を3-1で下し、2年ぶり4度目の優勝を果たした。

 前半は互いに攻め手を欠き0-0。試合が動いたのは後半だった。同6分、右サイドを上がった広島DF塩谷のクロスに、FW佐藤が飛び込んで左足を合わせて広島が先制した。

 同12分には広島MF柏がエリア内に切れ込んでクロスを上げたところ、G大阪DF丹羽がハンドの反則で広島にPKが与えられた。このPKを佐藤と交代して入った背番号10のFW浅野が決めて2-0とした。

 G大阪は同23分、エースFW宇佐美のヘディングシュートで追い上げる。

 同28分、広島は新加入のFWウタカが相手クリアボールを豪快なボレーシュートを決めて突き放した。