<JA全農杯 チビリンピック2016小学生8人制サッカーIN東北:MIRUMAE・FC4-2コバルトーレ女川・石巻ジュニア>◇決勝◇6日◇福島県・相馬光陽サッカー場◇参加12チーム

 決勝でMIRUMAE・FC(岩手)がコバルトーレ女川・石巻ジュニア(宮城)を4-2で下し2年ぶり4回目の優勝を決めた。同チームは5月3から横浜市の日産スタジアムで行われる全国決勝大会への出場権を手に入れた。

 強いMIRUMAEが帰ってきた。圧倒的な力を見せつけ通算4回目の全国決勝大会を決めた。女川との決勝戦ではオウンゴールで先制するとエースFW高橋頼央の2得点などで突き放し、盤石の戦いで頂点に駆け上がった。チームを率いる工藤幹太郞監督は「選手には技術もないし、きれいなプレーは求めてません。ただ、走ることはできる。走ることで負けては試合にならない”とにかく走れ“と選手への指示はその1つだけ」と語る。練習で培った無尽蔵のスタミナが最大の武器だ。今大会も全5試合を走りに走り15得点をあげ、他チームを寄せ付けなかった。

 5月の全国決勝大会に向け工藤監督は「強いチームばかりなので結果は厳しいと思う、強豪チームにどこまで通用するか、子どもたちには全国大会の経験をサッカーに生かしてさらに成長して欲しい」と謙虚に話すが、選手をまとめる藤尾洸音(ひろと)主将は「全国大会までの残り2カ月でもっと練習をして、絶対に優勝したい。課題の守備を鍛えればいける」と初の日本一へ視線を向けた。

 決勝トーナメント全試合の結果は以下の通り。

<準々決勝>MIRUMAE・FC2-0ESTRELLAS、青森FC1-0スポルティフ秋田、ベガルタ仙台6-0SFCジェラーレ、コバルトーレ女川・石巻ジュニア4-2FC山形

<準決勝>MIRUMAE・FC2-1青森FC、コバルトーレ女川・石巻ジュニア2-1ベガルタ仙台

<決勝>MIRUMAE・FC4-2コバルトーレ女川・石巻ジュニア