<JA全農杯 チビリンピック2016小学生8人制サッカーIN北信越:松本山雅FC1-0FC大和ジュニオルス>◇決勝◇20日◇石川県・内灘町サッカー競技場◇参加12チーム

 決勝で松本山雅FC(長野)がFC大和ジュニオルス(新潟)を1-0で下し、初優勝。同チームは5月3から横浜市の日産スタジアムで行われる全国決勝大会に長野県勢として初出場する。

 第3ピリオド7分。相手キーパーがヘディングでクリアしたボールを、ペナルティーエリア外15メートルから松沢温(はる=5年)の左足が一閃、ボールがゴールネットを揺らした。予選リーグで1得点のボランチが、最後の試合で存在感を見せた

 同FCは、卒団した6年生チームが昨年全日本少年サッカー大会で初の全国行きを決めたが、予選リーグで最下位敗退。「お前たちはそれでいいのか」と、昨年から5年生チームを指導する恒本大輔監督(33)は、子どもたちを叱咤した。練習試合もレジスタFC(埼玉)やヴァンフォーレ甲府(山梨)など、U12では全国優勝経験を持つチームとの対戦を増やした。強豪にもまれたことが、今回の優勝へつながった。

決勝トーナメント全試合の結果は以下の通り。

<準決勝>FC大和ジュニオルス4-1ヴァリエンテ富山、松本山雅FC3-1星稜JSC

<3位決定戦>星稜JSC5-3ヴァリエンテ富山

<決勝>松本山雅FC1-0FC大和ジュニオルス