仙台が2度リードを許す劣勢から逆転勝ちして、ホームでの開幕戦を飾った。

 1点を追う前半45分に、FW有町紗央里(27)のダイビングヘッドで追いついた。1-2となった後半11分には、後半から出場したFW井上綾香(21)のシュートが、オウンゴールを誘い再び同点。その2分後にFW小野瞳(27)が、右足のループシュートを決めて勝ち越した。

 千葉泰伸監督(44)は「縦への推進力があって、彼女で流れが変わった。勝った1つの理由」と、井上のスピードを武器にしたシュートを褒めた。井上も「優勝するために必要な1勝。勝てて良かった」と喜んだ。

 昨年、仙台はチーム最高の年間2位となり、今季は優勝が明確な目標となった。創設の12年チャレンジリーグを含め、開幕戦は4勝1分けと不敗も守った。