磐田が26日、新システムを試行した。ヤマハスタジアムでJ3のSC相模原と練習試合(45分×2)を行い、3-1で勝利。4バックを通してきた名波浩監督(43)が、初めて3バックを採用。前後半で全メンバーを入れ替え、新システムの感触を確かめた。

 前半は、3バックの中央にMF山本康裕(26)を抜てき。フィジカルの強さや視野の広さなど、持ち味を十分に発揮した。名波監督は、就任した14年9月から3バックを考えており「(出来は)65~70点くらい。人もボールも動くサッカーのために(4バックの)オプションになる」と手応えを口にした。

 この日、観客は約500人以上。選手は、公式戦のユニホームを着用した。さらに名波監督は、普段のホームゲーム同様ハーフタイムにピッチに水をまくように指示を出した。徹底的に実戦を意識した上で新システムを試し、「練習したからには、実戦でも使う」と公式戦で採用する考えも明かした。【保坂恭子】