広島がホームで仙台を下し、2連勝を飾った。

 広島はFW浅野が前日3月31日の練習中に右大腿(だいたい)部を痛めて欠場。代わりに今季から加入したFWピーター・ウタカが1トップで先発した。前半17分、MF柏が右サイドからクロスを送るもDFにはじかれた。こぼれ球をMF柴崎が狙うが枠をとらえられず。同26分には、MFミキッチの右クロスにウタカが合わせ、右足ボレーを放ったがゴール右だった。

 対する仙台は前半27分、ペナルティーエリア付近でパスを受けたMF奧埜が右足シュート。しかし、ゴールバーのわずか上だった。

 試合が動いたのは、0-0で折り返した後半4分。広島のミキッチがペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。キッカーのウタカが落ち着いてゴール右へ決め、先制した。さらに同10分。再びウタカが左足で決め、追加点を奪った。

 勢いに乗った広島は同17分、柏が左サイドからクロスを送る。相手DFにはじかれるもこぼれ球に反応したMF茶島が冷静にシュート。ゴールに流し込み、プロ初得点を奪った。

 仙台は2連敗。広島は一時、公式戦5試合勝ちなしと出遅れていたが、公式戦3連勝で息を吹き返した。