既に1次リーグ敗退が決まっていた広島が2-1でFCソウル(韓国)に勝った。

 1カ月ぶり復帰を、自らのゴールで祝った。前半27分。広島FW浅野はMF清水からのクロスを押し込み、先制点を挙げた。GKの手をはじいたボールは、ゴールラインを割ったかどうか微妙にもみえたが、構わずガッツポーズした。「みんなまだ、入ったかどうかのぞき込んでいたけど、勢いでゴールにしちゃいました」と豪快に笑った。

 3月のU-23日本代表のポルトガル遠征を、足底筋膜炎のために辞退。さらに4月1日の仙台戦を、右足付け根の痛みで欠場した。右腸腰筋損傷で全治3週間の診断を受け、1カ月の離脱を余儀なくされた。

 この日はブランクを感じさせない快足で、その後も決定機を迎えた。視察したハリルホジッチ監督は「今日の広島は若手が非常にいいプレーをしていた。美しい勝利だった。その中で浅野もいい動きをしていた」とコメントした。