東北学院大(仙台市青葉区)のサッカー部員3人がアルバイト先のファストフード店で、別の部員や硬式野球部員ら約30人に、正規より8割ほど安い価格で食事を提供していたことが26日、大学への取材で分かった。大学はサッカー部を2月から1年間の対外試合禁止と、半年間の活動停止処分とした。野球部も活動を自粛している。

 店の被害は数万円で、大学が弁済したという。

 大学によると、サッカー部の男子学生3人は昨年10月から約2カ月間に複数回、勤めていた仙台市内の店でレジや券売機を不正に操作し、商品を正規の約2割の価格で販売した。

 売り上げが合わないことに気付いた店の運営会社が調査して判明し、2月に大学へ通報した。大学の担当者は「学内の全部活動に調査対象を広げ、全容を解明したい」としている。