リーグ下位の鳥栖が、トップ争いを演じる浦和相手に無失点に抑えてドローを勝ち取った。

 これまでの4バックから5バックにシステムを変更。マッシモ・フィッカデンティ監督(48)は「浦和はスペースを広く使って攻撃を仕掛けてくる。横のスペースをつぶして待ちかまえてからボールを奪おうと選手に指示していた」と守り重視で狙い通りのドロー。リーグ5戦連続得点なしではあるが、指揮官は納得の表情を浮かべていた。「結果を出さないといけないなかで、浦和相手の勝ち点1は評価したい」。リーグ戦低迷からの脱却に手応えを感じていた。