大宮が上位チームに力の差を見せつけられた。

 川崎Fの逆転優勝もかかった一戦。前半7分にFW家長昭博(30)が両チームで最初のシュートを放ったが、枠をとらえることが出来ず。その後は相手に主導権を握られ、厳しい展開だった。

 前半22分に家長のパスミスから失点を招くと、後半11分にも追加点を奪われた。同43分には家長のクロスにFWネイツ・ペチュニク(30)が反応し、シュートを打ったがサイドネットへ。最後まで得点は奪えなかった。

 渋谷洋樹監督(49)は「守備の強さを感じて我々は何もさせてもらえなかった」。家長も「上位に勝てなかったのは現実」と悔やんだ。

 今季J1へ復帰し、第1ステージ5位と大健闘をするも試合後にはサポーターから厳しい声も浴びた。渋谷監督は「今だからこそ応援してほしい。(ブーイングは)我々に対する期待、しっかり激励だと思ってやっていきたい」と話した。