リオ五輪代表の東京DF室屋がJ1デビューを、フル出場と無失点勝利で飾った。

 ホーム甲府戦で右サイドバックとして先発。「意外と緊張しなかった」と前半6分に得点機会をつくった。右サイドでドリブルを仕掛け、相手の足に当たって獲得したCKから、08年北京大会に出場した五輪の先輩でもあるDF森重の先制点が生まれた。「ファイトしようと思って臨んだ。苦しい展開で勝ち点3を取れてよかった」と室屋。開幕直前に左第五中足骨骨折を負い、遅れたデビュー戦をいい形で終え「五輪前にJ1のピッチに立ちたかった。五輪まで2試合あるので個人でもチームでも結果を残したい」。試合後はヒーローインタビューのお立ち台に立った。